太陽系の惑星を英語でスラスラ言える!覚え方や発音・由来まで徹底解説
夜空を見上げたときや、宇宙探査のニュースを耳にしたとき、ふと「火星や木星って英語で何と言うんだっけ?」と思い出せなくなった経験はないでしょうか。日本語では「水・金・地・火・木・土・天・海」と呪文のように順番を覚えたものの、いざ英語のスペルや発音となると、パッと口から出てこない人が大半です。
世界的な宇宙開発や民間宇宙旅行のニュースが日常的に飛び交う今、惑星の英語名称はビジネスから日常会話、教養の場まで広く役立つ基本知識となっています。水星から海王星までの8惑星のスペルと発音、一瞬で順番を覚えられるネイティブ直伝の語呂合わせ、さらには神話にまつわる名前の由来まで、必要な知識を整理して解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:太陽系8惑星の英語順は「MercuryからNeptuneまで」であり、定番の語呂合わせ(My Very Educated Mother…)を使えば誰でも即座に暗記できる。
- 要点2:惑星名は地球(Earth)を除き、すべてローマ神話やギリシャ神話の神々に由来しており、背景を知ることでスペルやイメージが格段に定着しやすい。
- 要点3:冥王星(Pluto)が惑星から除外された理由や、地球型・木星型惑星、準惑星(dwarf planet)の英語表現まで押さえることで、実用的な英語力が身につく。
【一覧表】太陽系8惑星の英語名・順番・発音カタカナ・スペル
まずは太陽に近い内側から外側へと並ぶ8つの惑星について、日本語名、英語表記、発音の目安となるカタカナ、そして発音のアクセント位置を整理しました。日本語のカタカナ読みと本来の英語発音にはかなりギャップがあるため、太字で示したアクセントの位置を意識して口に出すのがポイントです。
| 順番 | 日本語名 | 英語表記(スペル) | カタカナ発音の目安 | 発音のコツとアクセント |
|---|---|---|---|---|
| 第1惑星 | 水星 | Mercury | マーキュリー | 第1音節「マー」を強く発音。「キュリー」は軽く添える程度。 |
| 第2惑星 | 金星 | Venus | ヴィーナス | 下唇を軽く噛む「V」の音から入り、「ヴィー」をしっかり伸ばす。 |
| 第3惑星 | 地球 | Earth | アース | 舌を引く曖昧母音の「ア」から始まり、最後は舌先を歯で挟む「th」の音。 |
| 第4惑星 | 火星 | Mars | マーズ | 「マールス」ではなく、濁って「マーズ」と伸ばすのが自然な発音。 |
| 第5惑星 | 木星 | Jupiter | ジューピター | 「ジュー」に強いアクセントを置く。最後の「ター」は舌を軽く巻く。 |
| 第6惑星 | 土星 | Saturn | サターン | 「サ」を最も強く、「ターン」はこもったような音で発音する。 |
| 第7惑星 | 天王星 | Uranus | ユーラナス / ユレイナス | 2通りの発音が存在。教育現場では「ユーラナス」が好まれる傾向。 |
| 第8惑星 | 海王星 | Neptune | ネプチューン / ネプトゥーン | 「ネ」を強く。米音では「ネプトゥーン」と発音されるケースが多い。 |
英語圏では「太陽系」そのものを the Solar System と呼びます。学術的な略称として公式なアルファベット略号があるわけではありませんが、航空宇宙分野の文書や天文データでは惑星の頭文字(M-V-E-M-J-S-U-N)を用いたり、太陽系探査プロジェクトのコードネーム内で略記されたりするのが通例です。
【一瞬で暗記】太陽系惑星の英語の覚え方・鉄板の語呂合わせ
日本語では「すいきんちかもくどってんかい(水金地火木土天海)」という語呂でスムーズに覚えられますが、英語圏にも子どもから大人まで親しまれている有名なアクロスティック(頭文字を並べた暗記フレーズ)が存在します。
各惑星の頭文字は、太陽側から M - V - E - M - J - S - U - N です。この8文字を自然な一文に仕立てた代表例がこちらです。
"My Very Educated Mother Just Served Us Noodles."
(私のとても教養のある母が、ちょうど私たちに麺を出してくれた)
- My → Mercury(水星)
- Very → Venus(金星)
- Educated → Earth(地球)
- Mother → Mars(火星)
- Just → Jupiter(木星)
- Served → Saturn(土星)
- Us → Uranus(天王星)
- Noodles → Neptune(海王星)
かつて冥王星(Pluto)が第9惑星に含まれていた時代は、語尾が "Nine Pizzas"(9枚のピザ)で終わるフレーズが定石でした。2006年の惑星定義見直しに伴い、ピザから「Noodles」や「Nachos」へと時代に合わせてアップデートされた背景があります。
日本語話者が英語の順番を思い出す際は、「水星(Mercury)と火星(Mars)のどちらが先か」で迷いやすいのが落とし穴です。「教養のある母(Mother=Mars)」は内側から4番目の火星、と結びつけておくと混同を防げます。
天王星・海王星の英語表記と発音の罠|UranusとNeptuneの注意点
8惑星の中でも、日本人が特にスペルミスや発音の違和感を抱きやすいのが、外側に位置する Uranus(天王星) と Neptune(海王星) です。
天王星のスペルは「U-R-A-N-U-S」ですが、発音には注意が必要です。従来は「ユーラナス(/ˈjʊərənəs/)」と「ユレイナス(/jʊˈreɪnəs/)」の2通りが使われてきましたが、後者は英語の俗語(your anus=あなたの肛門)と発音がほぼ同一になってしまうため、現地の学校教育や科学番組では前者の「ユーラナス」と発音する指導が定着しています。スペルを書く際も、母音の並び(u-a-u)を取り違えやすいため、文字の並びを意識して記憶に刻んでおく必要があります。
一方の海王星は「N-E-P-T-U-N-E」と綴ります。日本語の感覚だと「ネプチューン」と読みたくなりますが、アメリカ英語の実際の発音は /ˈneptun/(ネプトゥーン) に近くなります。映画やニュースのリスニングで「ネプトゥーン」と聞こえてきても戸惑わないよう、耳を慣らしておくことが大切です。
惑星の英語名は神話がルーツ!ギリシャ神話・ローマ神話に学ぶ由来
地球(Earth)を除くすべての惑星名は、古代ローマ神話の神々(対応するギリシャ神話の神々)に由来しています。先人たちが夜空に見える星の特徴を、神々の性格や役割に投影して名付けた背景を知ると、単なる暗記作業が教養あふれるストーリーへと変わります。
- Mercury(水星):太陽の周りを最も速いスピードで公転することから、神々の伝令役であり俊足の商業神「メルクリウス(ギリシャ神話のヘルメス)」にちなんで名付けられました。
- Venus(金星):明けの明星・宵の明星として夜空でひときわ白く美しく輝くことから、愛と美の女神「ウェヌス(ギリシャ神話のアフロディーテ)」の名が冠されています。
- Mars(火星):望遠鏡のない時代から赤く燃えるように輝いて見えたため、血や戦争を連想させ、軍神「マルス(ギリシャ神話のアレス)」と名付けられました。
- Jupiter(木星):太陽系最大の質量と圧倒的な存在感を誇ることから、神々の王である最高神「ユピテル(ギリシャ神話のゼウス)」の名が与えられています。
- Saturn(土星):木星の外側をゆっくりと長い歳月をかけて運行する姿から、農耕と時間の神「サトゥルヌス(ギリシャ神話のクロノス)」に由来します。英語の「Saturday(土曜日)」の語源でもあります。
- Uranus(天王星):18世紀に発見されたこの星は、ローマ神話ではなくギリシャ神話の天空神「ウラノス」の名が直接採用された唯一の例外的な惑星です。
- Neptune(海王星):望遠鏡を通して見たときに深い青色をたたえていたことから、海を司る神「ネプトゥーヌス(ギリシャ神話のポセイドン)」から名付けられました。
なお、唯一神話に由来しない Earth(地球) は、古英語の「eorthe(大地、土)」やゲルマン祖語に由来する言葉であり、人間が足をつけて暮らす大地そのものを指す言葉として受け継がれています。
地球型惑星と木星型惑星の英語表現|天文学の基本分類を知る
太陽系の惑星は、その物理的性質や構成物質によって大きく2つのグループ、より厳密には3つのグループに分類されます。英語の専門用語や科学ニュースで頻出する表現を整理しておきましょう。
内側の4惑星(水星・金星・地球・火星)は、岩石や金属を主成分とする固い地表を持っています。これらは日本語で「地球型惑星」と呼ばれ、英語では Terrestrial planets または Rocky planets と表現されます。「Terrestrial」はラテン語で「地球の、陸地の」を意味する言葉です。
一方、外側の4惑星のうち、木星と土星は巨大なガスで構成されており、日本語では「木星型惑星」、英語では Gas giants あるいは Jovian planets と呼ばれます。「Jovian」とは「木星(Jove=Jupiterの別名)のような」という意味の形容詞です。
さらに現代の天文学では、天王星と海王星の2つを「巨大氷惑星」として区別するのが一般的です。英語では Ice giants と呼ばれ、メタンやアンモニア、水などの氷(凍った揮発成分)が主成分であることを示しています。ニュース記事で「Gas giants」と「Ice giants」が明確に使い分けられているケースは非常に多いため、知識としてインプットしておくと理解が深まります。
冥王星(Pluto)が除外された理由とは?準惑星の英語一覧
かつて「すいきんちかもくどってんかいめい」として第9惑星に君臨していた Pluto(冥王星)。なぜ惑星の座から外されてしまったのか、その正確な理由をご存知でしょうか。
発端は2000年代初頭、冥王星の外側にある太陽系外縁天体(カイパーベルト)から、冥王星と同等、あるいはそれ以上の質量を持つ天体(エリスなど)が次々と発見されたことでした。このままでは惑星が10個、20個と無限に増えてしまう懸念が生じたため、2006年に国際天文学連合(IAU)が「惑星」の明確な定義を採択しました。
その条件は以下の3つです。
- 太陽の周りを公転していること
- 十分な質量を持ち、自己重力によってほぼ球形を保っていること
- その軌道の周辺から、他の天体を一掃していること(周囲を支配していること)
冥王星は1と2をクリアしていましたが、自身の軌道上に似たような氷天体が無数に存在するエリアにあり、3の「周辺の天体を一掃している」という条件を満たせませんでした。その結果、冥王星は惑星から新設されたカテゴリーである Dwarf planet(準惑星) へと再分類されたのです。
英語圏で認知されている主な準惑星(Dwarf planets)のスペルと読み方は以下の通りです。
- Pluto(プルート):冥王星。ディズニーキャラクターの「プルート」は、この星の発見と同じ1930年に誕生したことから名付けられたと言われています。
- Ceres(ケレス / シーリーズ):小惑星帯(アステロイドベルト)に位置する唯一の準惑星。
- Eris(エリス):冥王星の惑星降格の決定打となった、ギリシャ神話の不和の女神に由来する天体。
- Haumea(ハウメア):ハワイの豊穣の女神に由来する、細長いラグビーボール状の天体。
- Makemake(マケマケ):イースター島の創造神にちなんで命名された天体。
【太陽系 惑星 英語】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:英語で惑星名を書くとき、頭文字は必ず大文字にしますか?
A1:はい、Mercury、Venus、Marsといった惑星名はすべて固有名詞(プロパー名詞)であるため、文の途中であっても必ず頭文字を大文字で表記します。ただし「earth(地球)」や「sun(太陽)」「moon(月)」に関しては、特定の天体として天文学的に語る文脈では「the Earth」「the Sun」と大文字にしますが、一般的な「大地・地上」や日常語として使う場合は「the earth」「the sun」と小文字で表記されることもあります。
Q2:英語圏の日常会話で「Pluto」を動詞として使うスラングがあると聞きましたが本当ですか?
A2:本当です。冥王星が惑星から降格された2006年以降、アメリカ方言学会によって「pluto」が「(突然)価値を下げる、格下げする、仲間外れにする」という意味の動詞(スラング)として流行語大賞に選ばれました。「He was plutoed from the project.(彼はプロジェクトから急に外された)」のように使われることがあります。
Q3:惑星が「逆行」しているという占星術やニュースで見る英語表現は何と言いますか?
A3:天文学および占星術で惑星が本来の進行方向と逆に動いて見える現象を retrograde(レトログレード) と言います。特に海外のカルチャーやSNSでは「Mercury in retrograde(水星逆行)」というフレーズが有名で、「コミュニケーションの行き違いや交通機関の乱れが起こりやすい不吉な期間」の代名詞として日常的につぶやかれています。
まとめ:宇宙の知識を英語で広げる第一歩に
太陽系の惑星を英語で把握することは、単なる単語の暗記にとどまりません。神話の壮大な物語、物理的な特徴に基づく分類、そして冥王星をめぐる天文学のダイナミックな歴史まで、知的好奇心を刺激する要素が凝縮されています。
まずは基本となる8惑星の順番を "My Very Educated Mother Just Served Us Noodles" の語呂合わせで口ずさみ、それぞれのスペルとアクセントを正確に掴んでみてください。海外の宇宙開発ニュースを一次情報で読む際や、星空を見上げて誰かと会話を交わす際、学んだ知識が確かな自信となって活きてくるはずです。 (出典: 太陽系 惑星 英語(Yahoo!ニュース))